アガベ 徒長の原因と育て方|短葉に締める方法

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アガベの徒長の原因と直し方

アガベを徒長させない。原因と育て方|短葉に締める管理方法

アガベを育てているとよく聞く言葉が「徒長(とちょう)です。
特に人気のアガベ・オテロイやチタノタでは、株姿の美しさに大きく影響するため、多くの方が悩むポイントでもあります。

この記事では

・アガベが徒長する原因
・徒長をさせない育て方
・短葉で締まった株に育てる管理方法
・水やりや光量の考え方

を、実際の育成経験をもとに解説します。

アガベの徒長、原因と育て方
アガベの徒長、原因と育て方

アガベの徒長とは?

アガベの徒長とは、光を求めて葉が伸びてしまう状態を指します。

本来コンパクトに締まるはずの株でも、環境が合わないと葉が長く伸び、間延びした姿になります。

特に

・アガベ オテロイ
・アガベ チタノタ

などの短葉で詰まった姿が魅力の品種では、徒長は大きく株姿を崩す原因になります。

また注意してほしいのが、

アガベは2か月あれば徒長します。

しかし、

徒長を直すには約6か月以上かかり、全ての葉を短くする場合は1年以上かかります。

さらに重要なポイントとして

一度徒長した葉は二度と元には戻りません。

そのため徒長を直すには、

これから生まれる葉を短葉に育て直すしかありません。

アガベの徒長した姿
アガベの徒長した姿

アガベが徒長する主な原因

アガベの徒長にはいくつかの原因があります。

主に以下の4つです。

  • 水のやりすぎ
  • 風が当たっていない
  • 光量が弱い
  • 肥料・活力剤の使いすぎ

これらのバランスが崩れると、アガベは簡単に徒長してしまいます。

アガベの徒長した姿
アガベの徒長した姿

水やりのしすぎは徒長の原因

アガベの水やりは回数が多いと徒長しやすくなります。

アガベは乾燥環境に強い植物ですが、水があれば吸えるだけ吸ってしまう植物でもあります。

アガベの水やり
アガベの水やり

徒長の原因

水が多い

成長スピードが上がる

葉が伸びやすくなる

という流れになります。

徒長させない育て方では

水を与えすぎないことが重要です。

ただし極端に乾燥させる必要はありません。
鉢内がしっかり乾いてから水やりをすることが基本です。

アガベの水やりは用土が乾いたらあげる
アガベの水やりは用土が乾いたらあげる

風が当たらない環境は徒長しやすい

アガベ栽培で意外と重要なのが風(空気の流れ)です。

風には

・株周りの換気
・病気予防

などの効果がありますが、私自身はもう一つ重要な役割があると考えています。

それが

水分の蒸発を助けることです。

アガベの徒長の原因と直し方
アガベの徒長の原因と直し方

実際に

・風が当たる鉢
・風が当たらない鉢

を比較すると、水の乾き方が大きく違います。

風がある環境では

鉢内の水分が早く蒸発する

ため、結果的に

・過湿を防ぐ
・徒長を防ぐ

ことにつながります。

アガベの締まった、低重心な姿
アガベの締まった、低重心な姿

アガベの徒長の直し方

光量不足は徒長の最大の原因

アガベを徒長させないために最も重要なのが光量です。

光が弱い環境では、アガベは光を求めて葉を伸ばします。

つまり

光が弱い → 葉が長くなる

逆に光が強いと

葉の水分が蒸発しすぎないように
葉の表面積を小さくしようとします。

これがよく言われる

「アガベが締まる」状態です。

アガベを締めた姿、短葉になる
アガベを締めた姿、短葉になる

つまり

強い光

葉が短くなる

短葉の株になる

という仕組みです。

ただし光が強すぎると

葉焼けの原因にもなるため注意が必要です。

アガベの葉焼け
アガベの葉焼け

肥料と活力剤の使い方

肥料や活力剤は、アガベの成長を促すために非常に有効です。

特に小さい株では

・成長速度を上げる
・株を大きくする

というメリットがあります。

アガベの肥料と液肥、活力剤
アガベの肥料と液肥、活力剤

しかし使い方を間違えると徒長の原因になります。

特に注意が必要なのが液体肥料(液肥)です。

液肥は即効性が高くコントロールが難しい

ため、締まった株に与える場合は

・少量からスタート
・長い時間をかけて調整

する必要があります。

初心者の方の場合は

緩効性肥料を植え替え時に少量混ぜる

程度で問題ないと思います。


徒長してきたサイン

アガベが徒長してくると、株の形に変化が現れます。

確認するポイントは

株の中心(成長点)です。

徒長してきたアガベ
徒長してきたアガベ

徒長している場合

・中心の芯が細くなる
・2枚目、3枚目の葉が長く伸びる

という特徴が出てきます。

この段階で環境を見直すことが重要です。

アガベの徒長
アガベの徒長
アガベの徒長
アガベの徒長

短葉で締まってきたサイン

逆にアガベが締まり始めると、

中心の芯が丸くなり猫背のような形になります。

この状態になると

次に展開する葉は短葉になります。

アガベを締める。短葉、低重心にする。
アガベを締める。短葉、低重心にする。

つまり

中心が丸い

短葉が展開

徒長から回復

という流れになります。

ただし注意点があります。

ここで

水やり回数を増やすと再び徒長します。

短葉に戻ったあとも、環境管理は継続する必要があります。

アガベを締める。短葉、低重心にする。
アガベを締める。短葉、低重心にする。

アガベを締めて短葉に育てるなら室内LED育成がおすすめ

アガベを徒長させないで短葉に締めて育てたい場合は、室内LED育成をおすすめします。

室内環境では

  • 水やり
  • 風(サーキュレーション)
  • 光量(LED)

この3つをほぼ100%コントロールすることができます。

アガベの室内LED育成
アガベの室内LED育成

つまり外部環境に左右されない、自分だけのアガベの作り込みが可能になります。

特にアガベ・オテロイやチタノタなど、株姿を重視する品種ではLED育成との相性が非常に良いです。

徒長を防ぎながら、短葉で締まった株を作ることができるため、現在では多くのコレクターがLED環境で育成しています。


外管理で徒長を防ぐのが難しい理由

もちろんアガベは屋外でも育てることができます。
しかし徒長させない管理をする場合、外管理は難易度が高くなります。

その理由は環境をコントロールできないからです。

まず水やりの問題があります。

屋外の場合、雨が降ると水のコントロールができません。

意図せず水を吸ってしまうことで、徒長の原因になることもあります。

ハウスで管理する方法もありますが、
「アガベを育てるためにビニールハウスを建てる」というのは、一般的には現実的ではありません。

徒長気味のオテロイ
徒長気味のオテロイ

屋外は光のコントロールも難しい

屋外管理では光のコントロールも難しくなります。

例えば

  • 晴れの日
  • 曇りの日
  • 雨の日

では光量が大きく変わります。

アガベ チタノタ・オテロイ
アガベ チタノタ・オテロイ

さらに日本の夏は気温が高く、強い直射日光では葉焼けのリスクがあるため、遮光が必要になる場合もあります。

しかし

晴れ → 遮光
曇り → 遮光を外す

といった管理を毎日行うのは現実的ではありません。

遮光ネットをつけたままだと、曇りの日にはさらに光量が不足してしまい、徒長につながる可能性もあります。

このように屋外では

  • 温度

など、すべてをコントロールすることがほぼ不可能になります。

葉焼けをしてしまったアガベ
葉焼けをしてしまったアガベ

徒長させないアガベの育成まとめ

アガベを徒長させないためには

  • 強い光
  • 適度な乾燥
  • 風通し
  • 控えめな肥料

この4つのバランスが重要です。

徒長せずに成長しているアガベ
徒長せずに成長しているアガベ

特に人気の

アガベ オテロイ
アガベ チタノタ

は環境によって株姿が大きく変わるため、日々の管理が重要になります。

短葉で締まった美しい株を育てるためには、

徒長させない環境づくり

を意識してみてください。

徒長せずに成長しているアガベ
徒長せずに成長しているアガベ

徒長を防ぐアガベ用土

セドリックプランツでは
徒長させなにくいアガベ用土も販売しています。

・水はけ
・乾きやすさ
・根の成長

を考えて配合した徒長させにくい用土です。

セドリックプランツのオテロイ用の用土配合
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セドリックプランツのWEBショップ

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セドリックプランツWEBショップ
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